評価でGO!ネットブログ 〜いま、現場から〜

    現在、実りある外部評価にむけて、地域にねざした推進役・研修講師を評価調査員の中から養成するためのモデル事業を行っています(平成24年度の研究事業の一環)。サポートセンターが実施または都道府県に協力している評価調査員研修の場にて、外部評価の経験を積み重ねてこられた評価調査員の方々に、推進役・研修講師役をご担当いただくとともに、これらに関するさまざまな要件の検証にご協力いただいています。詳しくは年度末の事業報告書等でご報告しますが、この先駆けとして、評価調査員研修(フォローアップ研修)にてご協力いただいた評価調査員の方々(評価機関職員を兼務)のお声の一部をご紹介します。

    (地域生活サポートセンター事務局)


    yotuba
  • [2012-12-26] 評価調査員からのメッセージ


    公共の観点からのアドボカシーとして、地域で暮らしていく環境づくりの後押しを

    特定非営利活動法人 いわての保健福祉支援研究会
    大冨 和弘


    「サービス評価の目的と活用」のなかで、主に自己評価と外部評価の関係性と評価の意義について講義を担当させていただきました。受講された方がわかりやすいよう、日常生活のなかでの「自分で自分を判断すること」と「他者から見たときの自分」の違いなどを話し、見る方向や視野の差から生じるいくつかの判断を総合したときに、今後の方向や意欲を生み出すための評価となっていくことを伝えました。

    外部評価の役割を概念的には伝えることができたと思います。ただ、時間的な制約もあり、外部評価が事業所の適切な自己評価をサポートする「有用なツール」として機能していくための具体的な配慮点(事業所の話の捉えどころ、話題の出し方や伝え方など)についてまでは、あまり伝えられなかったように思います。

    私は岩手県の評価機関の職員なので、介護サービスに関する具体的な状況も岩手県のことしかわかりません。評価調査を行うに当たって、それがこれまでの一つの限界にもなっています。他県の調査員の方の話を聞くと、ハッとさせられることがあります。もっと全国的な動向や先進事例、問題事例など、また地域の違いから生じる取り組みの差とその場合の留意点などについて学ぶ必要があると感じています。

    私たちの評価活動はあくまで各事業所を対象とするため、県や市町村に対する地域レベルの代弁機能は果たしていくことができません。利用者本人、家族、事業者、地域住民、自治体が、地域で暮らしていくための環境整備とサービス向上に向けて協働していけるよう、私たちの評価が公共の観点からのアドボカシーとして後押ししていけるものになれたらと思います。

    yotuya2